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2006.10.22

お仲間のしかせんさんのブログから

お仲間発達障害者のしかせんさんのブログから

寝屋川の教師殺害事件の犯人が広汎性発達障害だという報道が過熱してる影響か、近所の人の井戸端会議の話題に「発達障害の人って凶悪ね。」ってしゃべっているのが聞こえてしまって…。

実は私の嫁さんも、この事件でショックを受けてしまい、しばらく体調不良の毎日でした。その間、私は自分の好きなことをして気を紛らわしていましたが、やはり後になってかなりストレスがたまっていたのを感じています。

発達障害者への理解の遅れ

まだまだ発達障害者の理解が進んでいないということに、私はショックを覚えています。いろんな書籍、マスメディア、インターネット・・・探せばいろんなところに知る手がかりがあるのに、何も勉強していない人が誤解して、悪者扱いにしてしまう。

本当にやらないといけないのは、発達障害者の早期発見が挙げられているが、それ以上に世間の人に発達障害者の特性を理解してもらうことも必要ではないかと思う。

動作が遅いという性格を持つがうえに、「のろい」という言葉を浴びせたり、仕事が出来ない人間という烙印を押されたり、また、「一人行動をとってしまう」という人もいるわけですが、すべての人が凶悪犯になるということは無いです。むしろ、理解のある教育さえ出来ていれば、素直な人間に成長できるという可能性があります。

本人も、どうやったら社会に参加することが出来るのかということを考えないといけません。体力が持たないこともあって、途中までしか参加できないのかも知れないし、社会活動の中で孤立して行動していることもあります。そういう性格を自分で判断できるようにしなければいけません。

発達障害者への教育方針-マニュアルに頼りすぎていないか?

発達障害者と関係する人も、本人の特性に合わせた教育や支援をする必要があります。今までも特別支援教育の中身を聞いたりしていましたが、TEACCH、ABAなどのマニュアルにそってしかされていなくて、本人自身に介入するのは昔に比べてされていないように思います。

本当ならば、パニックに陥っても、落ち着いたときにじっくりと説明をしてあげたりなどのケアをしないと不安な学校生活を送ることになっていきます。とはいえ、発達障害者=王様、お姫様として、扱う必要はまったくありません。普通の人より、感受性が高すぎたり、こだわりがきつかったり、生活するうえで何らかの要素が普通の人とずれているだけなので、その部分を援助するだけでかなり違ってきます。

トヨタ生産方式はテクニックだけでは身に付かない

製造関係のお仕事をしている人はトヨタ式の経営というのを学んでいる人は多いと思います。しかし、トヨタ式の経営のテクニックを学んだだけでは身に付かないと言われています。発達障害者の支援法も同じです。マニュアル、テクニックだけではなく、一度本人の心の叫びをじっくりと聞いてあげるのが第一ではないでしょうか。

TEACCH,ABA,SSTも同じ

TEACCH,ABA,SSTなど、発達障害児への療育についての方法論が少しずつ確立されていますが、これをそのまま使ったからといって、本人が発達できるとは限りません。あくまでも本人がやりやすい、身に付けやすい方法探して、無理の無い範囲で実行させるというのが最初の段階です

私の小学生の時、体育の動きがかなり遅かったです。実はその当時、言葉の発達が遅かったので、まずは言葉の発達を直すのが先でしょう。しかし、その当時、先に行ったのは、体育の運動の不安をなくすことだったのです。トランポリンをしたり、上からマットへ飛び降りたり、竹馬をしたり、運動に必要なバランス感覚を養っていました。そのうえで発音の矯正を行いました。

今考えてみても、回り道の選択だったのかも知れません。しかし、今思ってみれば、私にとってはそれは体育の中で得意な項目が出来、運動ことで、ストレスがあまり出なくなったという効果があったと信じています。回り道だったけど、今の自分になるきっかけの一つにはなったと思います

発達障害者への理解を深めよう

まず、発達障害児・者への理解を深めてください。そして、お子様の場合は、今の大人の状態を知ってください。暗い話になるかも知れません。しかし、社会に貢献している発達障害者も少なからずいます。暗い話はおいといて、明るい話で希望を持つという選択もありだと思います。

その場合、広い視点で見てください。本人の姿、形で判断するのではなく、話の内容、その他いろいろな要素から、心の喜びや叫びを感じ取ってください。

それからどんなサポートを本人にしてあげるのが一番か、考えてください。

さいごに

支援をしていただける皆さんにはとても感謝しています。私たちが起こす信じられないような事件があって、ショックを受けることもあるでしょう。しかし、それは、本人にとっても悲しい出来事なのです。特に今までの経験から人生にあまり良い思い出は持っていないです。(楽しい思い出を持っている人もいますが・・・)

でも、これからは幸せに生きていこうとがんばっています。書き足りなく、伝え切れていないところもありますが、今後ともよろしくお願いするしだいです。

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うまく文章がまとまらなくて、読みづらいかもしれませんがお許しください。 最近、精神的に不安定で、パニックになる回数が増えています。 定型発達の人とのやり取りがうまくいかないことが多くて…。 先日の記事にも書かせていただいたのですが、私の思考のずれはどうやら... [続きを読む]

受信: 2006.10.23 11:48

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