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2006.12.02

一番いい言葉のかけ方について-前回の嫁さんにきつく当たりすぎたのかもの記事から考える-

良くある発達障害者向けの指導マニュアルでは、以下のようなことが書かれてあるのが普通です。

「ほめて育てなさい」
「きつく話すのはだめだ」

しかし、状態が良くなりつつある人に、これらの対応を取った場合、結果的には甘やかしてしまうような気がします。
独身時代にかなり親に気を使ってきた人にとっては、しばらくは甘やかしても良いと思います。しかし、これから二人で家庭を作り、盛り上げて行かなければ行けない時に、ずっと甘やかしても良いのでしょうか。

前回の記事は二つの大きな反響がありました。

「せっかく大きなイベントを終わらせたのだから、大きな心で迎えて、ゆっくり休ませてあげる、甘えさせてあげる」
「体調は自分で管理するものだ。自分は自分でしか、管理出来ない。あまりコントロール出来なければ、講演活動を自粛すべし」

他にもいくつか意見がありましたが、大別してこの二つに分けることが出来ます。
この二つの大きな意見はどちらも正論だと思います。

嫁さんは結婚した当初、不安を抱えながらも時々体調を崩していました。そして、インターネット上である書き込みを見たとたん、かなり調子が悪くなりました。それに引きずられるように私もうつ病への道をたどっていきました。そうなると、経済的に苦しくなり、一時期は親に経済援助をしてもらいながらなんとかしのいできました。

その時から、体調の変化は事前にコントロール出来るようにすることを目標にする事を伝えています。嫁さんの自分自身のためにでもあるし、私への負担を最小限にくい止めること、それに今後家族が増えたときに母親としてなんとかやっていくためのスキルを身につけてもらえるための体力や精神力を養っていってもらう。

どうやってこの課題を克服するかは、彼女の自由です。そして、私は手伝う義務があります。彼女が自分で解決しても良いし、解決するために外部リソースを使ってもいいと私自身は思っています。

具体的な例としては以下のようなことがあげられます。

・家族を増やさない。
・旦那に全部の家事をやってもらう。
・ホームヘルパーにお願いする

彼女の行動自体で私の家庭の運営が変わっていくと思います。

今回の怒り方は正しいのか、間違っているのかは分かりません。彼女は彼女なりに私の言いたいことを理解してくれたと思います。私も、もうしばらく様子を見てから言うべきだったと思いました。

今日、12月1日、病院で今回の出来事を話すと、こんなことを言われました。

「これはあなたのフラッシュバックもあるのではないか?」

また彼女の体調が悪くなったというシグナルを敏感に感じ取ったのは事実です。そして、実家へ帰って貰わなければならないと、覚悟していました。私は10月、11月と、彼女を実家に送り帰すことを行い、今回の出来事でまた送り帰さないとという気持ちに傾きかけていました。そのうえ、私の体調も最悪でした。私は、私の体調を維持し、家庭の経済を支えるという使命を果たさなければならない。

これがフラッシュバックと言われたのは初めてです。

今回の件はどちらが合っている、間違っているというのは分かりません。彼女だからこそ、怒るという行動に出たのは事実です。本当に大変でつらい人にはこんなことは言いません。むしろ黙っています。こちらからは何も言えません。答えるのは、言って来た時だけ。それも基本的に聞くことしか出来ません。

どっちが正解というのは分かりません。正解は未来が決めると思います。

心の病の人への接し方として、ただ聞いてあげる、ほめてあげるだけが方法ではないです。良くなりかけた時、わざときつい言い方をする(ハードルを上げる)というのも一つの方法です。

昨日、友人とある人(うつ病で療養中の人)についての話題に上がりました。私が友人に、うつ病だったころを話すと、彼は、

「あなたは今も昔もうつ病ではない」

と言われました。確かに軽快し、薬も減っているし、過去を思い出すことはいけないと思い、言っているのでしょう。反面、その友人は体のいろいろな所で障害を背負っていますし、重要なことをプラスに捕らえているところがあります。そういう人に囲まれているからこそ、プラス思考になれると思いますし、逆にマイナス思考の人に付き合うと精神的にも体力的にもマイナス思考になってしまいます。

発達障害を持っている大人で結婚しているいてうまくいっている人は、それなりにプラス思考で行動している人だと思います。本を何冊も書いている人、研究者の人、職人の人、営業の人、私の知っている人にも何人かいます。

大きな心で迎えて、特性を思いやるということは大事です。でもやり過ぎはいけないし、どこかの時点で甘えになります。女性の場合、子供を産み、育てるという使命があります。この使命について、男の私は手伝いは出来ても、協力してあげることは出来ません。子供を産む、産まないは、女性が決断することですが、これからの日本の社会を考えると、出来るだけ産んで育てる方を選択しなさいと言いたいです。

優しく迎えるか、きつく迎えるか、相手の状況により、メリットデメリットがあります。でも、自立を目標とするのなら、ある時にはきつく対応するのもという選択肢もありだと思います。ただし、そこに相手への愛情が無いと逆効果になってしまいます。人を愛する心があって初めてこういう対応が出来ると思います。今回は私のわがままもあるかも知れません。しかし、彼女が今後いつか、母親として自立して行くためには、いつか乗り越えていってもらわらないといけないと思って言いました。

長文になりました。

追記:未来の子育て論的な話になりましたが、嫁さんはまだ妊娠していません

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コメント

こんばんは。いつもロムしております。
結婚して一緒に暮らしていく上では、障碍の有無に限らず、いろいろあるんじゃないでしょうか。
だから正しいかそうでないかというのは、月日がたってからでないとわからないこともあると思いますよ。
私もうちの夫とは言い合ったりしますし、泣きたくなることもありますし、機嫌が悪いときは夫も怒鳴りますしね。
でも時間がたって冷静になっていくと、夫の言い分もわかるようになったり、逆に夫の方も理解してくれるようになったりです。勿論、相容れない部分もあります。最初から完璧な夫婦なのではなくて、いろんな過程を経て、夫婦関係を築き上げていくものだと思っています。家庭内なのだから、自我が出て当たり前ですし、それもひっくるめて、お互いがどう夫婦関係を作っていくのかを生活の中で考えていかれたらどうでしょうか。

結婚記念日だったそうですね。おめでとうございます。

投稿: ベルママ | 2006.12.03 01:29

 「女性は子供を産む使命がある」?使命ですか。
誰が決めたんですか? 

 「子供を産むかどうかは彼女が決める事」?
子供は1人では出来ません。子供は夫婦で作るのでは
ないですか?

 子供に関して、他人事のように感じます。
奥様が妊娠した場合、それは奥様の問題ではなく、
夫婦の問題です。

 子供を産んで育てるのは、奥様の使命ではなく、
夫婦の責任です。夫婦の義務です。

 違いますか?

 子供は奥様1人で細胞分裂を起こしてできるのでは
ありません。

 夫婦双方の関係によって子供は産まれるのです。
それなのに、あまりにも他人事のように書いてます。

 親になるのは奥様だけではありません。
忍さん、奥様が親になるとき、それはあなたも親に
なるときです。

 奥様が妊娠したとき、それはあなたも奥様とともに
考えるときです。

 
 

投稿: kuro-chan | 2006.12.04 20:45

kuro-chanさん
他人事のように書いているつもりはないです。
子供を産むとき、一番大変なのはお腹を痛める母親であるという認識があるためです。その大変さは男の私では分からないことです。
もし、今回の記事で女性蔑視のようなことを感じたのならば、記事を書いた私の責任です。謹んでお詫びします。
父親の重要性もわかっています。そして私、嫁さんは夫婦として協力し合わないといけない事、子供が出来たなら二人で協力して育てていかないといけない事も分かっているつもりです。
今回はパートナーとの接し方について疑問を投げかけたつもりでそれ以上でもそれ以下でもありません。
私の文章の書き方が悪かったこと、重ね重ねお詫び申し上げます。

ベルママさま
はじめまして、至らない書き方もございますが、書き込んでいただき感謝します。これからも暖かく見守っていただければ幸いです。

それから、お二人へ、ココログのメンテナンスのため、レスが大変遅くなって申し訳ありませんでした。

投稿: 忍(にん) | 2006.12.07 18:30

 忍さん、私自身が過剰に反応しすぎてました。
すみません。

 仲のよいご夫婦だって知ってるのに……。
本当にごめんなさい。

投稿: kuro-chan | 2006.12.07 22:55

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